2003.10.18
そろそろ紅葉がいいですね。

僕が毎日会社へと通う河沿いの路は桜並木のトンネルになっています。

桜といえば春。春は河沿いにある造幣局で「桜の通り抜け」という行事があるくらい
この河沿いは桜の名所なのです。

花を咲かせる時期はごくわずかなのに、その姿こそ桜だと人は思っているけれど
桜というのはなんとも色々な表情を持っているものなんです。

夏の桜はいいよ。不思議なくらい鮮やかなグリーンで、蝉を湛える薄紫の体との
コントラストが見事な色彩なんだ。

冬の桜もいい。枝の先に雪をつもらせちゃったりなんかして。
来るべき春に向けてエネルギーを蓄えている姿に、人格のようなものを感じてしまうのです。

で、なんといっても桜は秋だね。桜の紅葉は最高。

紅葉といえば読んで字の如くモミジだけれど、桜の紅葉の方が僕は好きなんだ。
大きな葉で赤や黄色やオレンジや。モミジよりぐっと力強くて物悲しい。
今はその桜の紅葉が一番の見ごろです。

僕はたまーに河沿いの道を歩いて会社に行ったりします。
1時間くらいかかるけど、自転車で疾走するのと違って
普段見えないいろんなものが見えて面白いんだ。

とにかく、いろんな人の往来があることがすごいなと思うんだよ。
マラソン、自転車、犬のお散歩にはじまって、
近所の幼稚園のみなさん、近くの中学の吹奏楽部、外人観光客、
ホームレスのテントと炊き出し、老人会のゲートボール、フナ釣りの人々、恋人たち。

みんなみんな桜の下に集まっている。その景色を眺めているのは本当に面白い。

桜にも河にも、人をひきつける力があるんだよね。
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