知らず知らずに身を守る。
人間にはそんな力が本能的に宿っているんですねぇ。
そもそも、なぜ髪はアタマに生えるのか。
頭の中には大事な大事な脳ミソが入っているからそれを守らなきゃいけない。
いろいろな衝撃から脳ミソを守るためにクッションのような働きをする。それが髪。
汗や雨等を目から守るための眉毛やまつ毛。これらは永い永い進化の過程で自然に備わった防御の為の装備だと言っていい。
目に見えてわかる身体的な装備とは別に、ヒトには心の中にも身を守るための装備があるらしい。
解剖学者の養老孟司さんは4歳の時に結核で父親を亡くした。
「お別れのあいさつをしなさい」と周りの大人たちに言われたけれど、結局何も言えずに父親と別れた。
そして40歳になったある日、死んだ父親に「さようなら」となぜ言えなかったのかという疑問の答えが見つかったと言う。
「さようなら」と言ってしまったら、父親の死を受け入れた事になる。「さようなら」と言わない事で自分の中で父親は生きていると勝手に解釈してしまう。幼いながらに受けた父親の死という衝撃から、「さよならを言わない」という技術で知らず知らずに身を守っていたのだと養老さんは言う。
この言葉に、すごい衝撃を受けちゃいましたね。4歳だから深くそこまで考える事ができないのに、本能的にそういう行動に出るという事実。生きるというエネルギーはなんて根の深いものなんだろう。
よく謝る人っているよね。なにを話してもとりあえず「すみません」や「ごめんなさい」が最初に来る人。こういった人たちもきっと、防御本能が働いているんだろうと思う。
ではなにを防御しているのか。
それは自分の弱い面を補完するためのものではないだろうか。
一言で言うと「自分に自信が無い」。だから謝ることが習慣付いている人を見るととても頼りなく思えてしまうんだねぇ。
決して良いことではないと思うけれど、謝ると言う事はそれなりに、その人個人を守っている壁なんだろうなぁ。
でもね、身を守るという最大の本能は「赤ちゃんはかわいい」ということなんだろうね。
これは人間に限らず、全ての生き物に言えること。赤ちゃんはかわいいもんなんだよ。
だってかわいくしてないと、親に守ってもらえないもの。かわいくないと食事を与えてもらう理由も無くなる。だから赤ちゃんはかわいくて親はそれを守りたいと思う。
かわいいということは最大の防御なんだ。
昨日はお休みしちゃったから、今日はちょぃと長めに書いちゃった。
これも昨日の休みを補完しようとする、僕自身の防御本能かなぁ。
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