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街中を冷やすという大作戦。
こんなスゴイ計画に、日本政府は本気で取り組み始めたらしいんだ。
「光触媒」っていう日本で発明された技術を使うらしいのです。
「外へ向かう扉」を書いているごん太が以前、
仕事で光触媒を使った脱臭器制作の仕事をしていた。
話を聞くと、酸化チタンという成分でコーティングされた鉄板に
紫外線を当てるだけというシンプル構造で脱臭できてしまうそうです。
酸化チタンと紫外線が出会うと、その表面に触れたニオイの元になっている
化合物や菌は分解されて脱臭や殺菌といった効果になるんだそうです。
だから、脱臭だけじゃなくて病院の壁とかに酸化チタンを塗装することで、
院内感染等の予防になるのでは?という研究もされている。
この二酸化チタン、字で書くと難しそうだけど、日本では昔から「おしろい」として
舞妓さんとかが肌を白くするために使っていた白色顔料なんですねぇ。
肌に塗りこめるほど無害で日本の文化にしっくりとなじんでいる
このやさしい物質が、肌だけじゃなく地球全体にやさしいモノだっていう事実が
なんとも不思議でうれしいね。
ところで、政府がなんでこの「光触媒」で街を冷やそうと思ったかというと
「光触媒」のもうひとつの特徴である「超親水性」という点に着目したからだそうです。
ガラスとかに水が付くと水滴になります。でも「光触媒」の場合は粒にならずに
ものすごーく広がっていって薄い薄い膜になってしまうんだって。まるで金箔みたいだね。
だから最初は曇り止めとかに使えるんじゃないかって研究がされてたりしたらしいけど
薄くなった水の膜ほど気化しやすい。
気化しやすいってことは熱を持って行ってくれるわけだから冷えるって事になる。
これをビルの外壁全体でやったらビル全体が冷やされて、クーラーもあんまり必要なくなるし、街全体の気温を下げる事ができる。温暖化問題とエネルギー問題の両方を少量の水だけで解決してしまおうという画期的な取り組みなんだよ。
いわゆる「打ち水」を街全体でやってしまおうというこの計画。
僕はお役人の取り組みでこんなに感動した事はないなぁ。
おしろいや打ち水が地球を救うかもしれない。なんて素晴らしい計画なんだろう。
この国も、まだまだ捨てたもんじゃないねぇ。
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